《2006.11.25 メキシコ支部審査会》
さて、メキシコでの空手活動5年間の最後を締めくくる審査会です。でも、事前にルベン・スサーナ姉弟の欠席の連絡があり、去年の寂しい審査会が頭を横切ります。
約束の4時前に新日本人Sさんと体育館に着くと、案の定誰も居ません。すると、1台の車がやって着ました。
フアンの生徒エマニエル君です。お母さんと一緒に降りて来たのは良いですが、お母さんの様子が変です。
「審査会って、この子は始めたばかりなのに、早過ぎるんじゃないですか?」
何か怒っているようで、事情が読み込めず、多分通じていないだろうスペイン語で
「大丈夫ですよ、最初はオレンジ帯で、初心者と見分けるためですから」
と言いましたが、最後に「いくら審査会で取るんだ?」と言われていっている意味が分かりました。
どうも営利目的で審査会を無理やりやっているんだと思われたようです。心外ですが、今回少しはお金を取ろうか、
と言っていたので、
「私はお金を取らないが、メキシコ人の先生がいくら取るか分からない。」
とだけ、答えておきました。
そんなことが有って、ちょっとカチンときていたのに、連絡した4時に成っても誰も来ません。いつものことですが、
さすがに頭に来ていたところ、10分過ぎたころからボチボチ現れました。フアンに「4時からだろ!」と言ったら、「何言ってるんだ、4時から4時15分の間って書いてたじゃないか。」連絡には、その間に「出席者確認」と書いていたのですが、メキシコ人的にはそう取るのでしょう。結局1時間遅れの5時にみんながそろい、やっと審査開始です。
こう言う点は、ついぞ直せませんでした。
さて、審査開始です。
まずは、緑帯以上の審査対象者に前に出てもらい、準備運動と基本を行います。
<準備体操>
まずはフアンさんに前に出てもらい「空中浮遊」の練習
<基本>
Chui さんの指導 続いてリカルドさん
フフフフフ、見事にバラバラ
<基礎体力>
子供は疑いも無く、一生懸命ですね
真面目に採点してるか?
<型>
殆ど教えていない型。「黙想」までは良いけど・・・・・・あとはバラバラ。
大人は、それぞれ好きな型(S会のを含め)をやってもらいました
<組手>
まずは子供たちの組み手。
上手く組み合わせが出来ず、Victor君とEmanuel君はフアンと私が相手しました
そして大人。最初は女性のJesicaさん。2人組み手です。
まずは、Janethさんとでしたが、どうもJanethさんは組み手になると、人が変わってしまいます。
みんな引いてしまいました。
Jesica (6級:2人組み手)
Janethさん黒帯なんだから、そんなに剥きにならなくても・・・・顔面なしだって・・・・。ディアナさんに代わり一安心
Seki (8級:2人組み手)
vs Antonio vs Juanさん
Antonio(4級:3人組み手)
VS Juan A VS Ricardo
Juan A(2級:5人組み手)
VS Edgar VS Juan VS Suzuki
Ricardo(2級:5人組み手)
VS Edgar VS Juan VS Frank 先生 VS Suzuk
Chui (初段:10人組み手)
1.Janeth 2.Jecica 3.Juan 4.Edgar
5.Suzuki 6.Ricardo 7.Seki 8.Antonio
9. Frank 先生 9. Suzuki
しかし、チュイの実力・体力は凄いです。今回はその抜きんでた実力に、逆に組み手の相手を心配して私が
2回やることにしました。それにしても、前回のディアナさん同様、組み手の間の深呼吸も断って、激しい
組み手をこなします。色帯の人達が、そのバネの効いた突き・蹴り一発ごとにみんなビビる程です。何せ、
人手不足のメキシコ支部ですので、女性や、すでに自分の審査で疲れ果てた色帯の人たちも入れて、何とか
10人です。達成感あったでしょうか?
今回の審査は、人が少ない中、組み手の時間を測り、見てビデオを撮って審判をやって、ついでに組み手の
相手をと、疲れてしまいました。
しかし、これで黒帯をあげるべき人達には全てあげました。
あとは、野となれ山となれ。彼らに任せるしかないですね。
日本に帰ったら、もう一生会うチャンスは無いかな?
5年間楽しかったな〜。
みんな有難う!