【待ってたぞ、ニッケン君!】

 

   3ヶ月、待ち続けたニッケンくんがついにやってきました。

   今日はいよいよ練習に参加してくれる日です。

さっそく会社について朝一番で、空手部メンバーに昼休みの集合を掛けるべく、みんなにメールを送りました。

ちなみにこんなメールです。

 

今日の昼練は期待の新人、S井君が登場します。
O澤さんの話ではH海道大学日本○法部主将で、大会優勝の経験もあるそうです。
今日の昼休みは全員で集合して、歓迎の10人組手・・・・なんてことはせず、楽しく練習しましょう。
なんてたって、伝統空手、少林寺拳法、テコンドーと多彩な格闘技経験者を持つN機械空手部ですが、日本○法は初めてです。
顔面パンチあり、関節技、投げありのルール経験者ですから、どんな戦い方をするか楽しみですね。

極 真     対 日本○法(愛ちゃんですよ) 
柔 道     対 日本○法(WAI君ですよ)
テコンドー   対 日本○法(T條君ですよ)
伝統空手   対  日本○法(S坂君ですよ)
格闘技オタク 対 日本○法(ジミ松ですよ)

どんなになるんでしょうか?
楽しみですねー。
みんな参加してくださいね。

ジミ松君、ちゃんとS井君を案内してくるように!」

 

ところがその後、ガンちゃん、N登君、テコちゃんが出張、WAI君がお休みと、すでに4名の不参加が決定であることがわかりました。

ちょっと残念ですね。

「テコンドー VS 日本○法」 も見たかったなー。

 

さて、いよいよ待ちに待った昼休みです。

食事を終えて体育館へ向かうと、むこうからジミ松君がやって来ました。


ジ 「私、食事しないんで、S井君と一緒に飯を食って連れていくってできないんですが、それで来なくなるとまずいですね。」

兄 「よし、だめ押しに行こう!」

と再び二人で事務所に戻りS井君のところへ。

S井君の前に立ち

「体育館の場所わかるね。じゃ、待ってるから。」

としっかり念を押してから、体育館へ向かいました。

(二人に囲まれ、ちょっと怖かったかな?)

 


体育館で、徐々にみんなが集まってきます。

でも肝心のS井君がなかなかやってきません。

とりあえずみんなで稽古開始です。

 

 

もちろん、フルコンルールです。

でも、まだニッケン君はやってきません。

こうなったらしかたありません。

ここは恥を忍んで、空手着で食堂まで迎えに行きましょう。

心に決めて体育館を出たところで、向こうからニッケン君がやってきました。


(よかった〜。さすがの私も空手着で食堂は恥ずかしいですもんね。)



さっそく着替えてもらい

「やー、悪いけど、日本○法の人って初めてなんで、組手やってくんない?俺は攻撃しないから、本気で思いっきり殴ってきていいからね。」

と言って組手開始です。

↓ とりあえず、その組手のシーンです。

でも、こちらはよけるだけ(ストッピングの前蹴りはしましたけど)でしたし、S井君も素面を殴り辛い雰囲気が感じられ中途半端な組手になった気がしました。

 

兄 VS ニッケン君 その1

 

実は身長が大きく見えたニッケン君ですが、実際は170cm65kgしかないそうです。

見立ての間違えで大きめの空手着を渡してしまったため、ズボンがずり下がってしまい、一時組手を中止です。

ズボンをなおして再開です。

 

兄 VS ニッケン君 その2

 

結論から言って、あまり面白い対戦とはなりませんでした。

やはりよけてるだけだと、やってる方も見てる方もつまらないですね。

でも、けっこう踏み込んで素早く殴ってきてくれたので、ヨシジーが

「新しい子、スピードがあって迫力があったねー。」

と感心していました。

この組手で初めて知ったのですが、日本○法は脛での蹴りがないんですね。

足の裏の前蹴りと横蹴りだけのようです。

(また賢くなったぜ!)

 

この後は、いつものみんなでの組手となりました。

もちろんルールは顔面無しのフルコンルールです。

そのシーンをいっちきさんがまめに撮ってくれてました。

 

ニッケン君 VS I東さん 

 

ニッケン君 VS アリ君

 

ニッケン君 VS ジミ松君(その横でY元君と上司のアリ君)

    ↑ さっそく虐めに走るジミ松君

 

ニッケン君 VS S田君 (というか全景かな?)

                 ↑ マジなS田君  ↑ニッケン君

 

             I東さんの水虫キック ↑

 

 

 

   ↓ 組手の時も律儀にマスクのM本君

 

 

練習後、ジミ松君との会話です。

兄 「S田君、加減がなかったねー。こう言うときに性格が出るんだよね。」

  (とS田君の前で言ったら落ち込んでました。)

ジ 「やー、その点、私なんか打たせるだけで、全く攻撃しなかったんですけど、やっぱり痛くなかったですね。」


兄 「へー、ジミ松にしては偉いじゃん。」

ジ 「でしょ。でも間違ってハイキックかすらせちゃったんですけどね。」

  (このシーン、↑の動画に映ってますね。)


兄 「ちょっと待て。さっき、全然攻撃しなかったって言わなかった?」


ジ 「『ジミ松さんの下突きが効きましたよ。』って言われちゃいましたよ。ははは・・・」

 

やっぱね。

ジミ松に加減ができるはず無いと思ってたんですよ。

ちょっとニッケン君が明日も来るかどうか不安です。

でも帰りの車でジミ松君が

「S井君、やる気出てきたみたいですよ。家に胴衣を送ってくれるように頼むんだ、って言ってましたから。」

っていってましたから、少しは安心ですかね。

さて、明日はどんなルールでやってもらおうかな?

 

そうそう。

困ってしまったのがとりあえずのニッケン君用の空手着です。

昨年、やたろう氏が来たときには、たくさん余っていた空手着が今はもう全然ありません。

いや、一着だけ、使われてない空手着があります。

ここで苦渋の決断をせざるおえなくなりました。

(悔しーなー。)

高校空手部S坂君に

「ヒジョーに残念だけど・・・空手着、返してくれる?」

と声を掛けると

「あ、空手着ですか?ええ、やっぱちゃんと使ったもらえた方が空手着も喜びますよ!」

と満面の笑顔で快諾してくれました。

うーーーーーん、うれしくない。

とりあえず、だめもとでひとこと

「来年の予算が出たら、買ってあげるからね。」

でもS坂君

「いえ、けっこうですよ。」

と、今度は快諾してくれませんでした。